基礎知識

こんな落とし穴が!? SIM選び前に押さえるカウントフリーの真実

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カウントフリー

「カウントフリー」とは、SNSや動画・音楽など特定のアプリの通信量がカウントされないサービスのこと。

対象アプリの通信量がカウントされないので、通信容量の消費が抑えられるメリットがあります。

カウントフリーは一部の格安SIMなどで提供されていますが、無料で提供しているMVNOと、有料オプションとして提供しているMVNOがあります。

カウントフリーに惹かれて格安SIMを選ぶ人も多いと思いますが、その実態を知っておかないと後でガッカリということになりかねません。

 

現在の「カウントフリー」の最前線をチェック

まずは、現在各社で提供されているカウントフリーサービスの内容について確認していきましょう。

カウントフリーは事業者にとってはけっこう負担が大きいサービス。なので、提供しているMVNOは少ないのが実情です。

しかも、そのサービス対象や内容はかなり違いがあります。

LINEモバイル(追加料金不要)

LINEモバイルでのカウントフリーは「データフリー」と呼ばれます。

追加料金が不要で、全3プランともに標準でLINEアプリがカウントフリーの対象です。トークだけでなく、LINE通話のデータも消費されないのが特長です。

上位のプランではLINEに加え、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSICなどもカウントフリー対象になります。

「データフリー」の詳細

 対象プラン  カウントフリー対象
LINEフリープラン LINE
コミュニケーションフリープラン LINE、Twitter、Facebook、Instagram
MUSIC+プラン LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC

mineo(追加料金不要)

mineoの場合、格安通話アプリの「LaLa Call」のみがカウントフリー。

全プランのユーザーが対象です。

ただ、対象アプリがひとつだけということもあり、あまり大々的には告知されていません。

BIGLOBEモバイル(有料オプション:音声SIMは月額480円/データSIMは月額980円)

BIGLOBEモバイルでは、有料オプションとして「エンタメフリーオプション」を提供しています。

ただし、利用できるのは3GB以上のプランを契約しているユーザーに限定され、なおかつ音声SIMでは月額480円(税抜)、データSIMでは月額980円(税抜)とオプション料金が異なります。

対象アプリは動画と音楽系に特化しているのが特長です。

「エンタメフリー・オプション」の詳細

 対象プラン  カウントフリー対象
3GB以上のプラン YouTube、 Google Play Music、 Apple Music、 AbemaTV、 Spotify、 AWA、 radiko.jp、 Amazon Music、 U-NEXT、 YouTube Kids

DTI SIM(専用プラン)

DTI SIMでは、カウントフリーを利用したい人向けに専用プランを用意しています。

ひとつは20代向けの「20's SIM」。もうひとつはデータ通信専用の「DTI 見放題 SIM」です。

いずれもカウントフリー対象になるのは、YouTube、Twitter、就職情報サイト「マイナビ」・学生用お役立ちサイト「マイナビ学生の窓口」となっています。

DTI SIMのカウントフリー詳細

 対象プラン  カウントフリー対象
20's SIM
音声通話SIM 7GB 10分かけ放題付き:月額3980円(税抜)
データSIM 7GB:2880円(税抜)
YouTube、Twitter、就職情報サイト「マイナビ」・学生用お役立ちサイト「マイナビ学生の窓口」
DTI 見放題 SIM 7GB
(データ通信SIMのみ)

月額2480円(税抜)

 

OCNモバイルONE(追加料金不要)

OCN モバイル ONEのカウントフリーは、追加料金不要でありながら音楽系アプリに幅広く対応しているのが特長。

全プランのユーザーが対象ですが、音楽系アプリのカウントフリーに関しては「MUSICカウントフリー」というサービスになり、利用には別途申し込み手続きが必要です。

OCNモバイルONEのカウントフリー対象


  • Amazon Music
  • Spotify
  • Google Play Music
  • dヒッツ
  • AWA
  • レコチョクBest
  • ひかりTVミュージック
  • 050 plus
  • マイポケット
  • モバONEアプリ

DMMモバイル(有料オプション:月額250円)

DMMモバイルのカウントフリーは対象がSNSアプリに特化しているのが特長。

月額250円(税抜)の有料オプションとして「SNSフリー」という名称で提供され、利用できるのは3GB以上のプランのユーザーに限定されています。

「SNSフリー」の詳細

  対象プラン  カウントフリー対象
3GB以上のプラン LINE、Twitter、Facebook、Facebook Messenger、Instagram

LinksMate(有料オプション:月額500円)

数あるMVNOの中でも、もっともカウントフリーに力を入れているのはLinksMateかもしれません。

月額500円(税抜)の有料オプションとして「カウントフリーオプション」を提供しています。

なんといっても対象アプリの数が以下のように圧倒的! 特にゲームアプリのカウントフリーに力を入れていて、ゲーム派にはピッタリのMVNOといえます。

「カウントフリーオプション」の詳細

 対象プラン  カウントフリー対象
全プラン アークザラッド R、アイドルマスター シャイニーカラーズ、アイドルマスター シンデレラガールズ、アイドルマスター スターライトステージ、アイドルマスター
ミリオンライブ! シアターデイズ、茜さすセカイでキミと詠う、あんさんぶるスターズ!、一血卍傑-ONLINE-、ウチの姫さまがいちばんカワイイ、エレメンタルストーリー、オルタナティブガールズ、オルタンシアサーガ、ガールフレンド(仮)、怪盗ロワイヤル、神式一閃 カムライトライブ、グランブルーファンタジー、グリモア~私立グリモワール魔法学園~、剣と魔法のログレス、いにしえの女神、三国ブレイズ、実況パワフルサッカー、Shadowverse、ジョーカー ~ギャングロード~、スペースデブリーズ、セブンズストーリー、戦国炎舞 -KIZNA-、戦国ロワイヤル、戦闘摂理解析システム、#コンパス、千年戦争アイギス A、テイルズ オブ ザ レイズ ミラージュ プリズン、刀剣乱舞-ONLINE- Pocket、ドラガリアロスト、農園ホッコリーナ、バンドリ!ガールズバンドパーティ!、FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS、ファンタジーライフ オンライン、プリンセスコネクト!Re:Dive、ポコロンダンジョンズ、マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝、みんゴル、夢王国と眠れる100人の王子様、妖怪ウォッチ ぷにぷに、妖怪ウォッチワールド、リネージュ2 レボリューション

AbemaTV、AWA、enza、OPENREC.tv、グランブルーファンタジースカイコンパス、GameWith、サイコミ、読書のお時間です、ファミ通app、ファミ通.com、FRESH!、Mirrativ、AppStore、Google Play

Instagram、Twitter、Facebook

カウントフリーにもデメリットがある

対象アプリでも一部の通信は対象外になってしまう

カウントフリーの最大の注意点はこれかもしれません。

対象アプリならすべての通信がカウントフリーだと思っている人が多いのですが、たとえば以下の通信は対象外になることがほとんどです。

カウントフリーの対象外になる例

  • 外部リンクへの接続
  • 対象アプリの関連サービス(Facebook Live、 Messenger 、Periscopeなど)
  • 対象アプリの更新
  • 外部サイト(YouTubeなど)から埋め込まれた動画

細かいルールは各MVNOの公式サイトに注意事項が記載されているので、事前にしっかり確認していきましょう。

過剰な使い方は速度制限を受ける可能性もある

カウントフリーということで中には無茶な使い方をする人も出てくる恐れがありますが、そのあたりはMVNOでも留意しています。

他のユーザーの迷惑となるような大容量データの送受信を行うと、一時的に通信を制限される場合がありますので注意が必要です。

基本の速度が不安定だと意味がない

格安SIM特有の問題として、時間帯などによって速度が低下することがあります。

その時間帯にカウントフリーの対象サービスを使うと満足に楽しめない場合があるので、せっかくの恩恵を受けられないことになります。

特に動画や音楽系のサービスでは速度の影響をモロに受けるので、契約前にネットを検索して速度の評判などを確認するようにしましょう。

Wi-Fiと併用している場合は要注意

LINEモバイルなど一部のMVNOでは、対象アプリの利用中にWi-Fiからモバイルデータ通信へ切り替えると、カウントフリーの対象外として認識されてしまいます。

これもカウントフリーの盲点といえますね。

メモ

Wi-Fiからモバイルデータ通信へ切り替える際は、いったん対象アプリを終了して、モバイルデータ通信へ切り替えた後にアプリを再起動すればカウント対象になります。

有料オプションは使っても使わなくても毎月固定費がかかる

LINEモバイルやOCNモバイルONE、mineoのように無料なら問題ありませんが、その他のMVNOのカウントフリーは有料オプションや専用プランです。

これは毎月の固定費になるので、月によってあまり対象サービスを使わない期間がある人は、かえって損になる可能性も。

あくまでもカウントフリーは頻繁かつ継続的に利用する人に向いているといえます。

通信量を節約するという習慣が身につかない

カウントフリーの恩恵が当たり前になっていくと、通信量を気にしない習慣が身についてしまいます。

それが、カウントフリー対象内に収まっているうちはいいのですが、対象外のサービスやアプリにまで波及すると、結局は通信量が以前と同じように嵩むリスクもあります。

このへんは意識的に注意が必要ですね。

カウントフリーの口コミまとめ

ちなみにTwitterを検索すると、カウントフリーに対する口コミがいろいろと見つかるので参考になります。

LINEモバイルに乗り換えて効果を実感しているようです。

この方は音楽好きのようで、OCNモバイルONEのMUSICカウントフリーに魅力を感じて契約したようですね。

こちらはLinksMateユーザー。速度の安定感にも満足している様子。

その一方で、速度が遅くて使えないという批判も。

注意点はあるもののヘビーユーザーには間違いなくお得

カウントフリーについて詳しく見ていくと、メリットだけでなくデメリットもあることがわかりました。

対象サービスを頻繁に利用する人にとっては通信量を大幅に節約できる一方、速度の不安定さや対象外の通信の存在などは使用上の注意点といえます。

そのへんを考慮した上で、カウントフリーに向くのは以下のようなタイプです。

こんな方におすすめ

  • カウントフリーの対象のアプリを頻繁かつ大量に使う
  • 対象サービスを使う時期にムラがない
  • デメリットがあることも理解している

注意すべき点もありますが、対象サービスのヘビーユーザーなら、カウントフリーがお得であることは間違いありません。

ただし、カウントフリーだけに目を奪われるのはご用心。

回線の安定性やその他のサービス内容にもしっかり確認し、あくまでもMVNOの総合力を評価して格安SIMを選ぶようにしましょう。

まとめ:利用傾向別のおすすめはコレ

カウントフリーは提供しているMVNOが少ないだけに、大変貴重なサービスです。

しかし、価格も内容もMVNOによってまちまち。

もしカウントフリーを重視して格安SIMを選ぶなら、普段ヘビーユースしているアプリの種類に応じて以下のようにおすすめできると思います。

各サービスの詳細はリンクをクリックしてご確認ください。

LINE命派

LINEモバイル

SNS全般が大好き派

DMMモバイル

音楽大好き派

OCN モバイル ONE

動画大好き派

BIGLOBEモバイル

ゲーム大好き派

LinksMate

以上、「こんな落とし穴が!? SIM選びの前に押さえたいカウントフリーの真実」と題して、カウントフリーの注意点や選択ポイントについて解説しました。

カウントフリーに興味のある人は、今回の内容をぜひ参考にしてみてくださいね!

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IIJmio(みおふぉん)
  • ドコモとauのマルチキャリア対応
  • ファミリー向けのプランが強い
  • 2年以上の継続利用でオプション無料などの特典がある

OCN モバイル ONE

  • 安心のNTTグループ企業が運営
  • 音楽系アプリの通信量がカウントされない「MUSICカウントフリー
  • 無料で全国8万ヶ所のWi-Fiスポットが使える
  • この記事を書いた人

しぶちん

アラフォードケチの格安SIM愛好家。業界歴19年のITライターです。格安SIMに乗り換えてスマホ代を70%減らすことに成功。浮いたお金は子供の塾費用に使って無事に志望校に合格! 「しぶちん」名義では、ライブドアニュース等で執筆。別名義で雑誌・書籍でも執筆中。 格安SIM選びのご相談、各種お問い合わせ、お仕事依頼などは、お問い合わせフォームからお願いします!

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