スマホ料金を約70%安くする方法

ドケチの格安SIM

基礎知識

【大いなる誤解】格安SIMは速度で選んではいけない決定的な理由

格安SIMは速度で選んではいけない

大手キャリアから乗り換えると、約7割もスマホ代が安くなる格安SIM。

 

ときどき格安SIMに興味のある人から、「速度が速いMVNOはどこ?」と聞かれることがあります。

 

しかし、あえてはっきり申し上げましょう。

 

そんな格安SIMはありません。

 

しぶちん
そもそも格安SIMは速度で選ぶものではないのです!

 

今回はその理由を解説しつつ、格安SIMに対する考え方を述べます。

この記事でわかること

  • 格安SIMを速度で選んではいけない理由
  • 格安SIMの速度の傾向
  • 格安SIMを選ぶ際に筆者が重視すること
  • 実際に格安SIMを5年間使って感じること
  • 速度がほしい人はサブブランドを選ぶべし

 

しぶちん
ぜひ最後までご覧ください

 

決定的な理由:格安SIMは必ず速度が遅くなるしくみだから

格安SIMは必ず遅くなるしくみ

最初に結論を申し上げます。

 

格安SIMを速度で選んではいけない決定的な理由。

 

それは、格安SIMが速度低下が宿命付けられているシステムだからです。

 

つまり、速度にこだわったところで意味がないのです。

 

しぶちん
次から詳しく解説します

 

MVNOは自前の通信回線を持っていない

実はMVNO(格安SIMを提供している事業者)は、自前の通信回線を保有していません。

 

通信回線を大手キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)から借りてサービスを提供しているのです。

 

しぶちん
通信設備を構築するコストがかからないため、格安で提供できるわけですね

 

そして、この“借りている”という状態にこそ格安SIMの速度が遅くなる原因が潜んでいるのです。

 

速度低下の原因はキャリアとMVNO間の「POI」にあり

POI」(Point Of Interface)とは、通信回線を持っているキャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)とMVNOの相互接続点のこと。

 

キャリアとMVNOのPOI

 

このPOIは、ネットワーク利用者が急増する時間帯になると、「輻輳(ふくそう)」と呼ばれる飽和状態になります。

 

これは、いわば道路が渋滞しているような状態で、必然的に通信速度が低下してしまうというわけです。

 

逆にいえば、この飽和状態が起こらない時間帯に関してはMVNOでもキャリアなみの速度になります。

 

総務省の実証実験ではっきりわかった格安SIMの宿命

格安SIMがキャリアと比較して、どの程度速度が低下するのでしょうか。

 

参考になる資料として、平成29年に総務省が検証した実験結果があります。

 

参照先

 

 

これによれば、キャリアの速度を100とした場合、以下のグラフのような結果が出ました。

■平日の速度の変動

格安SIMの平日の速度傾向

(引用元:総務省)

 

■休日の速度の変動

格安SIMの休日の速度傾向

(引用元:総務省)

 

しぶちん
特定の時間帯に顕著に低下していることがわかりますね

 

グラフを見れば一目瞭然、次のような傾向がわかります。

 

格安SIMの速度傾向

  • 平日は、通勤時間帯、お昼休憩、帰宅時間帯に速度が低下
  • 休日は、お出かけ時間帯である12時頃から19時頃まで速度が低下

 

この傾向はすべてのMVNOに当てはまります。

 

すでに解説したように特定の時間帯にPOIが混雑することで速度が低下するしくみです。

 

しぶちん
この速度低下傾向は格安SIMの宿命といえます

 

MVNO間の速度比較はしょせん“どんぐりの背比べ”

MVNO間の速度比較はしょせんどんぐりの背比べ

最近は主なMVNOの格安SIM速度を定期的に計測して常時公開しているサイトも多いですよね。

 

しかし、これもあまり意味があるとは思えません。

 

ある日の15時台の速度はAというMVNOが速くても、別の日の15時台はBというMVNOが速いなど、法則性はあまり見出だせないからです。

 

実際のところ筆者もかれこれ5年以上も多くのMVNOの格安SIMを渡り歩いてきました。

 

しかし、「A社はこの時間帯は確実に他社より速い!」と断言できる傾向はありません。

 

結局はMVNOによる速度の差なんて「どんぐりの背比べ」という印象です。

 

例外は「サブブランド」

唯一の例外は自社回線でサービスを提供している「サブブランド」と呼ばれる格安SIMですが、これについては後述します。

 

格安SIMは「スマホ業界の回転寿司」である

格安SIMは回転寿司である

とどのつまり、私が言いたいのはこれです。

 

格安SIMを寿司に例えるなら回転寿司。

 

ドコモなどの大手キャリアはカウンターのあるちょっと高級な寿司屋ということです。

 

回転寿司は、そこそこのネタを安価に仕入れ、機械で握ることで人件費を大幅にカット。

 

徹底的にコストを削減することで、お手頃価格でお寿司を楽しめます。

 

その一方で、高級寿司のような高品質なネタや一流職人の技には及びません。

 

格安SIMも回転寿司と同様です。

 

設備や人件費のコストを徹底的にカットして、キャリアの半額以下という圧倒的安さでスマホサービスを提供しているのです。

 

皆さん、もちろん回転寿司を利用したことはありますよね?

 

でも、決して高級寿司店のような品質は望まないはずです。

 

それは、最初からそういうものだと理解しているから。

 

つまり、格安SIMに速度を求めるということは、回転寿司に高級寿司の品質を求めるようなものなのです。

 

しぶちん
格安SIMはそういうサービスであることを理解しましょう

 

5年以上使ってきた感想:格安SIMで不自由は感じません

格安SIMで不自由は感じない

 

格安SIMは混雑時間帯、特にお昼は顕著に速度が低下します。

 

しかし、筆者は5年以上も格安SIMを使い倒してきましたが、速度が理由で困ったことはほとんどありません。

 

格安SIM利用シーン別の体感速度

5年以上使い続けて感じた格安SIMの速度の印象をまとめます。

 

利用シーン別の体感速度

利用シーン 通常時 混雑時
メール 快適 快適
LINE/Twitter 快適 読み込みに少し時間がかかることがある
ウェブ閲覧 快適 読み込みまで時間がかかる
YouTube 快適 再生開始時やシーク時にかなり時間がかかる
Amazon Music 快適 ほぼ快適
Googleマップ ほぼ快適 地図が表示されるまでかなり重い

 

上の表のように、混雑時はコンテンツによっては、けっこう読み込みに時間がかかります。

 

それでも筆者は別にイライラしません。

 

格安SIMはそういうものだとわかって契約しているので。

 

キャリアみたいなフルサービスは望めないし、時間帯によっては遅くなる。

 

でも、筆者にとってはスマホ料金を一気に半額以下にできたメリットのほうがはるかに大きいのです。

 

都市部なら公衆Wi-Fiが幅広く普及している

とはいっても、混雑時でもストリーミング動画などを快適に利用したいときもありますよね。

 

そんなとき、筆者はコンビニやカフェに行って無料の公衆Wi-Fiを利用するようにしています。

 

外国人観光客の増加などで、ここ数年で一気に公衆Wi-Fiが普及しました。

 

少なくとも都市部なら公衆Wi-Fiの利用場所で困ることはないはずです。

 

公衆Wi-Fiがある代表的な場所

  • カフェ・ファストフード店
  • コンビニ
  • 駅や空港の構内
  • ホテル
  • カラオケ店

 

公衆Wi-Fi付属の格安SIMも

格安SIMのMVNOの中には、以下のように独自の公衆Wi-Fiを無料で提供しているところもあります。

 

格安SIMユーザーの満足度は75%以上もある

「満足してるのは、ドケチのお前だけじゃないの?」と言われれるかもしれないので、ここで信頼の高い統計資料をご紹介します。

 

以下は、モバイル関連の市場調査会社であるMMD研究所の2019年9月の統計結果です。

 

上位9つの格安SIMサービスの総合満足度(「満足」「やや満足」を合計した数値)が75.5%となりました。

 

しぶちん
つまり、4人のうち3人は格安SIMに満足しているということです

 

参照先

 

ちなみにこの調査で総合満足度1位だったのは、筆者も使っているmineo(マイネオ)で80.6%でした。

 

格安SIMの選択基準は会社の信頼性を重視

格安SIM選びは会社の信頼性

 

では、速度を求めるべきではないとすると、格安SIMはどういう基準で選ぶべきなのでしょうか?

 

これは筆者の場合ですが、次の優先度で決めています。

 

格安SIM選びの優先度

  1. 運営企業の信頼性
  2. サービス内容
  3. 価格の安さ
  4. 最低利用期間や違約金のルール
  5. 申し込みや解約のしやすさ

 

ドケチのくせに安さが1番目じゃないことが意外かもしれませんね。

 

というのも、現在ではMVNOの価格水準は各社ともほぼ横並びだからです。

 

速度の傾向も価格水準も横並びとなると、結局は運営会社の信頼性なんですよね。

 

そのうえで、自分の求めるサービスがあるかどうかなど、バランスを考慮して決定する感じです。

 

ちなみに重視しているのは次の4つのサービスの有無です。

 

筆者の重視するサービス

  • MNPの即日開通
  • 余ったデータ通信量の繰り越し
  • 高速/低速切り替え
  • バースト機能

 

 

安さと速度の両立なら「サブブランド」がオススメ

安さと速さを両立させたサブブランド

ここまでご覧になって、どうしてももう少し速度がほしいという人もいるでしょう。

 

そんな人にオススメなのが「サブブランド」です。

 

サブブランドとは、大手キャリアが自ら設立した格安SIM事業のこと。

 

サブブランドには、以下の2社があります。

サブブランドの2社

 

サブブランドには、次のような特徴があります。

サブブランドの特徴

  • 自社回線なので一般的なMVNOより高速
  • 混雑時間帯も速度があまり低下しない
  • 料金は一般の格安SIMより少し高いが、キャリアより安い

 

しぶちん
速度も料金も、MVNOとキャリアの中間的な位置づけです

 

つまり、そこそこ安くて、そこそこ速いというサービスですね。

 

ほんの少しだけ普通の格安SIMよりは料金が高いですが、速度は高速で安定。

 

加えて、最初の1年間は割引が適用されるなど独自の特典も充実しています。

 

しぶちん
サブブランドを寿司で例えると、宅配専門寿司といったところでしょうか

 

まとめ:「格安SIMは回転寿司」と割り切りましょう

以上、「格安SIMは速度で選んではいけない決定的な理由」でした。

 

何度も言いますが、速度を最優先する人には格安SIMは向きません。

 

安さ>速度

この考え方ができる人に格安SIMは向いています。

 

「格安SIM=回転寿司」と割り切れる人に最適なサービスであることを理解してください。

 

しぶちん
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しぶちん

出版業界歴19年のITライター&編集者。スマホ代を約70%節約できる「格安SIM」を完全自腹でレビューしています。 各種お問い合わせ、お仕事依頼などは、こちらからどうぞ!

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