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【2019年11月即時義務化】SIMロック解除は慎重に考えるべき理由

2019年11月 SIMロック解除義務化

こんにちは!
現役ITライターのしぶちん@kenja_net  ※詳細プロフィール)です。

ついに大手スマホキャリアの「SIMロックの即時解除」が義務化されることが決まりました。

参照先

 

これで、国内3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)で購入した端末なら、購入直後でもSIMロックの解除が可能になります。

 

SIMロック解除した端末なら、どこのキャリアに乗り換えても使えるわけだよね?
ぶーちゃん

 

しぶちん
そう思っている人が多いけど、実はそんな単純な話じゃないんだよ

 

「SIMロック解除した端末ならどのキャリアでも使える」←これはハッキリ言って正確ではありません。

SIMロックの解除は慎重に考えたうえで、本当にメリットがある場合にのみ行うべきなんです。

 

そこで今回は、なぜSIMロック解除は慎重にするべきなのか、その理由を解説します。

この記事を読めば、

  • 2019年11月からのSIMロック即時解除の概要について
  • SIMロックと解除の基礎知識
  • SIMロック解除しても他社で使えない場合がある
  • SIMロック解除の注意点

などがわかります。

 

しぶちん
ぜひ最後までお読みください

 

SIMロック即時解除のポイント

あらためて、今回のポイントは以下のとおりです。

 

SIMロック即時解除のポイント

  • 大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の端末なら購入直後からSIMロック解除が可能になる
    (従来は購入から100日間経過後)
  • 従来どおり新品でも中古(中古ショップなどで販売)でも解除が可能
  • 即時解除が可能になるのは2019年11月からの予定

 

そもそも「SIMロック」って何なの?

ひょっとしたら、「SIMロック」という言葉を初めて聞くという人もいるかもしれません。

SIMロックとは、自社のSIMカードでしか使えないようにスマホのシステムにロックをかけることです。

ドコモ、au、ソフトバンクの国内3大キャリアでは、各社ともに端末にSIMロックをかけています。

ロックがかかっているため、その端末に他社のSIMカードを入れても使えないわけです。

 

SIMロックのイメージ

SIMロックのイメージ

 

しぶちん
SIMロックをかけることで、顧客を囲い込んでいる側面もあります

 

SIMロックを解除するってどういうこと?

SIMロックの解除とは、端末にかかっているロックを解除することで、他社のSIMを入れても使えるようにすることです。

 

キャリアを乗り換えたいとき、通常なら新しい端末を買わなければいけません。

しかし、SIMロック解除できれば、その端末を乗り換え先のキャリアでも引き続き利用できるのがメリットです。

 

SIMロック解除ができるのは対応機種のみ

勘違いしている人も多いのですが、SIMロック解除はキャリアのすべての端末でできるわけではありません。

あくまでも「SIMロック解除対応機種」のみですので、ご注意ください。

SIMロックを解除すれば他社でも使えるわけでしょ?
ぶーちゃん
しぶちん
それはあくまでも理論上の話。実際に他社でも使えるかは機種しだいなんだよ

 

そうです。実はSIMロック解除したからといって、その端末が確実に他社のSIMで使えるとは限らないんです。

しぶちん
正確に表すと以下のようなイメージになります

 

SIMロック解除のイメージ

SIMロック解除のイメージ

 

SIMロック解除しても機種によって他社で使えないことも

上図で解説したように、SIMロック解除をしたとしても、実際に他社のSIMが使えるかどうかは、機種によって異なります。

これこそが、「SIMロック解除は慎重にすべき理由」というわけです。

しぶちん
では、なぜそういった現象が起きるのでしょうか? 次から具体的に解説していきます

 

機種によって他社で使えない理由

SIMロック解除しても機種によって他社で使えないのは、以下の理由が挙げられます。

  • キャリアと端末の対応周波数帯(バンド)が完全には一致しない
  • 採用している通話方式が異なるため
  • キャリア独自のサービスが使えないケースも

各項目について詳しく解説します。

 

キャリアと端末の対応周波数帯(バンド)が完全には一致しない

スマホが利用している電波は、以下のようにキャリアごとに「周波数帯(バンド)」が割り当てられていて、対応する周波数帯がそれぞれ異なっています。

 

大手キャリアの対応周波数帯(バンド)

※タップして拡大できます

キャリアの対応周波数

(出典:総務省「各携帯電話事業者の通信方式と周波数帯について」)

 

一方、各キャリアでは販売している端末の対応周波数帯を、自社の対応周波数帯に合わせて調整してあります。

たとえば、ドコモの端末をSIMロック解除してauで使おうとしても、その機種とauの周波数帯が一部異なってしまいます。

しぶちん
SIMロック解除しても、端末固有の対応周波数帯は変わらないんです

 

この周波数帯の違いにより、拾える電波と拾えない電波が出てきてしまうため、場合によっては

  • 特定の地域で電波が繋がりにくい

といった不具合が起きてしまう可能性があります。

 

たとえばドコモの「Xperia 1(SO-03L)」というAndroid機種があります。

 

 

「Xperia 1(SO-03L)」の対応周波数帯は以下の通りです。

(出典:ドコモ「SIMロック解除対応機種および対応周波数帯」)

つまり、この機種をSIMロック解除して仮にauで使おうとしても、バンド18/26、バンド11の電波は拾えないわけです。

 

SIMロック解除の対象機種と周波数帯を調べる

キャリアで販売している端末機種の対応周波数帯(バンド)は、各キャリアのホームページで調べることができます。

ドコモの端末:SIMロック解除対応機種および対応周波数帯

auの端末:SIMロック解除が可能なau携帯電話などの実装周波数帯一覧

ソフトバンクの端末:SIMロック解除が可能な機種の周波数帯一覧

 

採用している通話方式が異なる

他社で使えない理由のもうひとつが、通話方式の違いです。

auが採用している通話方式は「au VoLTE」と呼ばれるものですが、VoLTE非対応の他社の端末では、SIMロック解除しても通話ができません。

 

ただし、最近はドコモもソフトバンクもVoLTE対応端末が増えてきているので、それらの端末ならAPNの設定を変更することで通話できる場合があります。

 

キャリア独自のサービスが使えないケースも

SIMロック解除した他社のスマホは、乗り換え先のキャリアが独自に提供している一部のアプリやサービスが使えないこともあります。

 

しぶちん
これは盲点ですね。乗りかえてみてガッカリというケースも多いようです

 

各キャリアとも他社の端末の動作保証をしていない

先ほど説明した周波数帯や通話方式などのリスクを踏まえたうえで、それでも使いたいという場合は、完全に自己責任となります。

ドコモ、au、ソフトバンク、いずれのキャリアでも、SIMロックを解除した他社のスマホに関しては一切動作保証をしていません。

 

(出典:NTTドコモ「他社製品の携帯電話機などをご使用される際のご注意」より抜粋)

 

そもそもSIMロック解除した端末の挙動は、実はやってみなければわからない部分がかなり多いため、とても保証できるものではないのです。

しぶちん
何が起こってもユーザーの自己責任というわけです

 

格安SIMのMVNOは動作確認状況を公開していて親切

大手キャリアでは動作確認も保証もなく、SIMロック解除に非常に冷たい印象ですよね。

しかし、格安SIMを提供しているMVNOでは実際に動作する端末の確認状況を詳細に公式サイトで公開しています。

 

たとえば、格安SIMの「mineo(マイネオ)」では、「動作確認済み端末検索」というページで端末の動作状況を調べることができます。

 

SIMロック解除で心配なく使える機種はiPhoneだけ

今まで説明してきたように、SIMロック解除した端末を他社で使えるかどうかは、キャリアと端末の相性次第なのがおわかりいただけたと思います。

 

じゃあ、一切の心配なしでSIMロック解除して他社で使える機種ってないってこと?
ぶーちゃん
しぶちん
ところが1つだけあるんだよ。ずばり「iPhone」さ!

 

iPhoneならSIMロック解除最強

 

iPhoneのSIMロック解除対応機種はiPhone 6s以降ですが、実はiPhoneに限ってはキャリアによる周波数帯の違いがありません。

通話方式もVoLTEに対応しているので、通話ができないといったリスクも無用です。

 

iPhoneのSIMロック解除のイメージ

iPhoneのSIMロック解除

しぶちん
SIMロックを解除すれば、3大キャリアのどこのSIMでも使えます!

 

各キャリアのSIMロック解除手続きの窓口は?

念のため、各キャリアのSIMロック解除手続きの案内ページを貼っておきます。

各キャリアの手続き窓口

 

 

まとめ:SIMロック解除はiPhoneが最強 Androidはリスク有り

今回は2019年11月から始まる「SIMロック即時解除の義務化」を踏まえて、SIMロック解除の注意点などについて解説しました。

 

結論としては、

  • iPhoneならSIMロック解除して他社でもノビノビ使える
  • Androidは周波数帯や通話方式などの違いで、十分に使えないリスクがある

といえると思います。

しぶちん
SIMロック解除だけを見ればiPhone最強。ただでさえ人気のiPhoneですが、今後もその人気が落ちることはなさそうです

 

最後にこの記事で解説したポイントをもう一度まとめます。

 

SIMロック解除のポイント

  • 2019年11月からSIMロックの即時解除が義務化される
  • SIMロック解除の対応機種なら、購入直後でもすぐに解除できるようになる
  • Androidの場合はSIMロック解除しても、対応周波数帯や通話方式の違いで他キャリアでは満足に使えないケースがある
  • iPhoneは周波数帯や通話方式の違いがないため、SIMロック解除すればどのキャリアでも使える
  • SIMロック解除端末を他社SIMで使う場合は、動作保証はされないのですべて自己責任となる
  • 3大キャリアはSIMロック解除に冷たいが、格安SIMのMVNOは端末の動作状況を詳しく公開している

 

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  • この記事を書いた人

しぶちん

業界歴19年のドケチなITライター。スマホ代を約70%節約できる「格安SIM」の賢い選び方をお届けします。 各種お問い合わせ、お仕事依頼などは、お問い合わせフォームからどうぞ!

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